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車の運転理論を知ると運転が上手くなる

車の運転理論を知ると、車の運転が上手くなります。では、車の運転理論とは何なのでしょうか?

私たちは車の運転を教習所で習ってから、車の運転を習うということがありません。主に教習所で習うことは、公道を走る上でのルールや車を運転する上での基礎的なことだけです。これは数ヶ月で運転免許を取得できるようにしているので致し方ないことかと思います。

ですが、車の運転とはもっと奥が深く面白いものなのです。そして、それを知れば運転がもっと上手くなりますし、何で車が曲がっていくのかもわかっていきます。私はサーキットでのドライビングレッスンやサーキットイベントなどで、同乗走行を行うことがあります。

同乗走行はまたの名をレーシングタクシーやサーキットタクシーと呼ばれています。同乗走行をすることで、お客様の反応としては驚きしかありません。どんな驚きかと言えば、「車ってこんなに粘って踏ん張るんですね!」「こんな速いスピードでこんな走り方ができるんですね!」といったようなことです。

もちろん、私はサーキットを走る上でレーシングスクールで習ってきたこともありますし、練習してきたこともあるので、このような運転をできるわけです。そして、何よりも車の運転理論を知っているから上手く走らせることもできるのです。車の運転理論で最も大事なこと、それは荷重移動です。

荷重移動を理解する

荷重移動とは何なのでしょうか?
実は、私たちが普段何気なく運転している車がどのように曲がっているかと言えば、荷重の移動によって曲がっていけるのです。そして、この荷重移動を理解すると、より車の動きが理解でき、事故を起こしにくくなるわけです。

どのように荷重が移動しているかというと、まず発進や加速を想像してほしいのですが、アクセルを踏むと車の荷重は後ろにいきます。そして、減速の際にブレーキを踏むと前に荷重がいきます。このように、私たちは車の運転で前後の荷重を利用しています。

例えば、カーブを曲がる際もまずはブレーキを踏んで減速します。この時に荷重は前にいきます。荷重が前に行くことで、前のタイヤに荷重が乗りハンドルを切った際に向きを変えやすくなり行きたい方向へと行くことができます。これが仮にブレーキの量が足りないと、前への荷重が足りずしっかり曲がることができずに車が外側へとはらんでいきます。

外側へはらんでいくことをアンダーステアと呼んでいるわけですが、アンダーステアが出たらしっかり速度が落ちきっていない可能性があります。交差点であれば無理やりハンドルで曲げていくこともできますが、山道などでのカーブでアンダーステアが出た際は危険ですので、アクセルを離すかブレーキを踏むなどして対処する必要があります。

逆に前に荷重が乗りすぎていて、後ろが軽い状態でカーブに入ると後ろから滑っていくという現象があります。これをオーバーステアと呼んでいるわけですが、これは非常に危険な状態です。対処法としては、カウンターステアを当てながらアクセルを踏んでいくのですが、普通の方ではあまりできない対処ですので、オーバーステアにならないように気をつけてください。

車の運転理論を知るだけでも安全運転に

荷重移動は理解して運転することは非常に高度な技術です。サーキットではこの荷重移動を利用してコーナーを曲がっていくわけですが、一般道で運転される方にとっては、なかなか理解するのは難しいかもしれません。ですので、荷重移動を使って曲がっていくことは考えなくてもいいかもしれません。

それよりも、荷重移動というものがあるということを理解しておいてほしいと思います。荷重移動を理解していれば、車がどのように曲がっているのかも何となくわかるはずです。そして、アンダーステアやオーバーステアなどが、事故につながることも何となくわかるかと思います。

このように、事故になりそうな原理を知っておくだけでも安全運転につながっていくと思います。そして、スピードに注意してカーブ手前ではしっかり減速しようと思うはずです。車の運転理論を少しでも知っておけば、車の運転も上手くなっていくはずです。

 

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