車の運転を止めるという選択
高齢者の方ですが、やはりいつかは車の運転を止めなくてはいけない時が来ると思います。どうしても、自分は大丈夫と思っている高齢者の方もいますが、やはり判断能力の低下は否めません。
近年、高齢者の交通事故が非常に増えているそうです。警察庁交通局交通企画課による交通事故統計(平成28年1月末)を見てみると、下記のような統計があります。
平成28年1月末の年齢層別死者数
ここからも見てわかるように、高齢者の交通事故による死者数が圧倒的に多いのがよくわかります。
さらに、下記図を見てもらうと、高齢者の歩行中及び自動車乗車中の交通事故が突出しており、両者で全死者数の4割以上を占めているそうです。
平成28年1月末の年齢層別・状態別死者数
このように高齢化が進んでいる現代において、ますます高齢者の交通事故は増えていくものと考えられます。ですので、高齢者の方で車の運転に不安を持っているのであれば、止めるという勇気ある選択も非常に大切です。
<統計出典元:警察庁交通局交通企画課による交通事故統計(平成28年1月末)>
長時間運転をしている人
長時間の運転は、眠気と共に判断力が鈍っていきます。近年、長時間の運転によるバスやトラックの悲しい事故が増えています。バスやトラックの運転手は運転のプロでありながら、やはり長時間運転すると疲れも溜まるし眠気により判断力が低下するのだと思います。
こういう時は、急いでいても運転を止めるという勇気も必要なのではと思います。そして、これは一般のドライバーにも言えることです。大型連休で運転するドライバーやたまにしか運転しないサンデードライバーの方は、特にしっかり時間配分を考えて運転してほしいと思います。
大型連休で運転するドライバーは、渋滞や夜間走行との戦いになります。やはり、渋滞や夜間走行は眠気と共に判断力が鈍る時でもあります。ですので、いかに集中力を保って運転するかを工夫してほしいと思います。たまにしか運転しないサンデードライバーの方は、長距離の運転に慣れていないこともあるかと思います。ですので、小まめに休憩を入れていくことが必要です。
車の運転を止めるという選択
いずれのケースでもそうですが、運転を止めるということを勇気を持って選択してほしいと思います。高齢者の方であれば、大きな事故になる前に車の運転から引退するということも必要です。スポーツ選手も体力の限界で現役を引退します。高齢者の方も同じで、若い頃のように体が動かないのも事実です。
そして、長時間の運転で疲れた方などは、大きな事故になる前に休憩してほしいと思います。大きな事故になってからでは遅いのです。その辺りの判断は自分次第だと思います。時には勇気を出して運転を止めることも大切です。
無理をすれば周りにも迷惑がかかるし、自分も後悔することになります。後悔のないように、車の運転を止めるという選択も時にはしてほしいと思います。車の運転を嫌いならないために、車の運転を楽しむために、車の運転を止めるという選択も取り入れてみてください。
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