車の運転で切り返しは悪いことではない
車の運転での切り返しとは、駐車する際などに使う方法です。教習所でも駐車の練習をする際に、一発でそのスペースに入れらない時に切り返しをしたことと思います。もしくは、クランクなどで1回で曲がりきれない時に切り返しをしたと思います。
どうしても、私たち人間の予測とは狂うものです。車の運転でも、予測して一発でそのスペースに駐車しようとしても入らない時もあります。そして、曲がり角などで一発で曲がりきれない時もあります。そのような時に、切り返しを使うわけです。
このように、切り返しとは車をぶつけないようにする方法でもあります。ですので、切り返しをすることは決して悪いことではありません。なぜなら、ぶつかる方がもっと悪い状況だからです。それを考えれば、切り返しをすることは恥ずかしいことではありません。
切り返しすることは恥ずかしくない
私がドライビングレッスンをした人の中で、「駐車が上手く出来ません」という方がいらっしゃいました。よくよく聞いてみると、駐車を一発で決めなくてはいけない、一発でそのスペースに入れなくていけない、といった固定観念を持っていました。
おそらく、このように考えている方、このような固定観念を持っている方は多いと思います。ですが、別に一発で入れようが、何回切り返ししようが、そのスペースにぶつけずに入れればいいだけのことなのです。
別に試験をしているわけでもありませんし、一発で駐車スペースに入れたからといって何かご褒美がもらえるわけでもありません。ぶつけるのと切り返しするので、どちらが恥ずかしいかと言えば、やはりぶつけてしまうことです。ですので、切り返しは恥ずかしいものではありません。
一発で入れることにこだわらず、「何回切り返ししてもいいんだ」という気持ちで駐車などをしてほしいと思います。特に、狭い駐車場や狭い曲がり角などは、切り返しがかなり有効です。切り返しは、車を運転する上でのテクニックになりますので、困った時には有効です。
パニックにならないこと
狭い駐車スペースや狭い曲がり角などでは、パニックにならないことです。パニックになることが車をぶつけたりする要因になります。狭い駐車スペース、狭い曲がり角などに遭遇したら、その場をいかにして切り抜けるかを冷静になって考えることです。おそらく、その際は切り返しが有効になるはずです。
切り返しは縦列駐車にも有効です。縦列駐車もなかなか一発では入りきらない可能性があります。その時に、切り返しが役に立ちます。車の運転では、切り返しがあらゆる場面で役立ちますので、切り返しを問題なくできるように練習しておいてください。
切り返しで大事なのは、ハンドルの切る方向であったり車を進める方向です。これも練習することで慣れていきますので、駐車場などの空いているスペースで練習することをお勧めします。ちなみに、駐車スペースから出る際も切り返しは有効です。
私はイタリアで車の運転を始めてした時に、切り返しの重要性に気づきました。というのも、イタリアでは狭いスペースに縦列駐車をすることが多いからです。イタリア人は切り返しが非常に上手です。おそらく、そのような環境で育っているからなのでしょう。狭い所に入れるテクニックとしても、切り返しは有効です。狭い場所のコツとしては、細かい切り返しを何度も行うことです。
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