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交通事故の特徴

あなたは車を運転していて、交通事故をどのようにお考えでしょうか?

やはり、交通事故というのは恐ろしいものですし、できれば交通事故の当事者にはなりたくないものです。しかし、私達はいつ交通事故に遭遇するかということを意識しておくことが重要です。「自分は大丈夫」という安易な意識は、非常に危ない認識であり事故を起こす可能性があるかもしれませんので要注意です。

ちなみに、免許更新時に配られる「安全運転のしおり」という冊子にはこんなことが記載されています。

死亡事故の傾向

これは平成26年中に東京都内での死亡事故の傾向ですが、歩行中の事故が一番多く、次いで二輪車乗車中(原付含む)、続いて、自転車乗用中、最後に自動車乗車中となっています。これらのいずれの交通事故には、当たり前ですが車が関わっているということを認識しておく必要があります。

年齢層別では65歳以上の高齢者が最も多く、次いで50歳代の方が多いそうです。高齢者の交通事故での特徴としては、横断中の事故が最も多いそうです。高齢者の方は歩くペースも遅くなってきていますし、判断能力も鈍ってきていると思います。高齢者の方自身が気をつけるのもそうですが、車を運転している側も気をつけたいものです。実際、車を運転している人が違反行為をしていなくても、このような交通事故が起こっているそうです。

道路形状別では、交差点や交差点付近での死亡事故が多いそうです。やはり、右、左折時の出会い頭の事故などが多いように思います。これもちょっとした油断や気の緩みによるものも多いですので、十分な注意が必要です。特に、バイクの方は右折車には気をつけてほしいですし、車を運転している側も右折の際のバイクや自転車、歩行者には十分注意して右折する必要があります。

昼夜別では、昼間よりも夜間の事故の方が多い傾向にあるようです。夜間の方が交通量は少ないはずなのに夜間の方が交通事故が多いのは、やはり歩行者や対向車が見えづらいといった要素が大きいと思います。特に、夜間は道路が空いているのでスピードを出す人も多いと思います。その反面、夜間のような見えづらい状況では人間の視野は自然と狭くなり判断能力も鈍る傾向にあります。ですので、夜間はスピードを落として集中力を持って運転する必要があります。

車両による違反別での交通事故発生状況

車両による違反別での交通事故発生状況ですが、「安全運転のしおり」によるとワースト1位は脇見運転や漫然運転による前方不注意だそうです。車は時速50kmで1秒脇見をしている間に約14m走ってしまうそうです。ですので、携帯電話を見たりなどといったちょっとした油断が交通事故につながるわけです。

ワースト2位は運転操作の誤りによる交通事故です。スピードの出し過ぎなどにより、ハンドルやブレーキの操作を誤り交通事故が発生しているそうです。危険な状況の時に咄嗟の判断で正しい操作ができる人であればいいのですが、レーサーでもない限りなかなかそんな操作をできる人はいないかと思います。かといって、車の運転操作が未熟なままで良いかと言えばそういうわけではないですよね。ですので、車の運転の基礎を知り、ある程度は正しい操作ができるようにしておくことも運転免許を持つ私達の最低限の義務だと思います。

ワースト3位は安全不確認です。これは、車両の前後左右の安全確認を怠るなどの基本的ミスによる交通事故だそうです。これもそうですが、ちょっとした気の緩みが大きな交通事故につながっていますので、そういったことも認識しながら車を運転してほしいと思います。

ワースト4位は歩行者妨害です。これは、主に横断歩道を無理に通過するなど、歩行者の安全を確保せずに通過するため交通事故につながっているそうです。例えば、交差点での右折や左折で急ぐことで、このような交通事故も起こるように思います。ですので、車を運転する人は急がないことです。その数分、数秒を急いで交通事故を起こすよりも、その数分、数秒を耐えて待つことが大切です。

ワースト5位は信号無視です。赤信号を無視し、横断したり無理に通行したりしたことが交通事故につながっているそうです。信号を守ることは当たり前のことですが、バスやトラックといった大きな車両に対して車間を詰めすぎることで信号を見落としてしまうケースもあります。もしくは、黄色から赤に変わるタイミングも信号無視につながります。信号付近では、余裕を持ってゆっくり走行することが大切です。

重大な交通事故の発生しやすい状況

これも「安全運転のしおり」を参考にすると、交差点や交差点付近での重大な交通事故が多いようです。交差点では2通りのパターンが考えられるようです。

1つ目は右、左折時に歩行者と衝突するというケースです。主な原因としては、「歩行者を見落としたまま右、左折した」「横断歩道の手前で一時停止しなかった」「横断歩行者の前を無理して横切ろうとした」ということだそうです。右、左折時というのは、時として「急がなければ」という焦りなどを感じる人も中にはいます。そして、「人はいないだろう」「大丈夫だろう」という自分勝手な考えを持つ人もいます。結果、そういう人間心理が交通事故につながっています。

2つ目は、出会い頭の衝突です。これの主な原因が、「一時停止や徐行しなかった」「安全確認を怠った」ということだそうです。ここでも「車は来ないだろう」「大丈夫だろう」と言った自分勝手な心理によって、交通事故が発生しています。

いずれの状況でも、人間の安易な心理が事故を招いています。車を運転する際は、安易に考えることなく、常に緊張感と自覚を持って車を運転してほしいと思います。そして、交通事故を起こすであろう心理というものも知っておく必要があります。

<出典元:安全運転のしおり>

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